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Tips

レプリカが構築されている場合、マスターサーバの前にレプリカサーバをアップグレードします。

レプリカサーバからレプリカサーバを複製している場合は、マスターから最も遠いレプリカサーバから順にアップグレードします。

全サーバのアップグレードが完了するまでは、各レプリカサーバは停止したままにしてください。

手順 

■ レプリカサーバでの作業

1.レプリカとマスターの同期を確認します
※サーバが複数台ある場合はマスターサーバから最も遠いサーバから順に作業します

① ジャーナルの確認

コマンド例

p4 pull -lj

正しく同期できている場合の結果例:Sequenceが同じ数値

Current replica journal state is: Journal 0, Sequence 1194468.
Current master journal state is: Journal 0, Sequence 1194468.
The statefile was last modified at:     2019/02/01 18:33:12.
The replica server time is currently:   2019/02/01 18:33:54 +0900 JST

② バージョン化ファイルの確認

コマンド例

p4 pull -ls

正しく同期できている場合の結果例:転送中のファイルが0

File transfers: 0 active/0 total, bytes: 0 active/0 total.

2.レプリカサーバを停止します

コマンド例

p4 admin stop

3.レプリカサーバのチェックポイントを取得します

コマンド例

p4d -r <レプリカサーバのルートディレクトリ> -J journal -jd checkpoint

4.レプリカサーバの p4d を新しいバージョンのものに置き換えます

5.レプリカのデータベースをアップデートします

コマンド例

p4d -r <レプリカサーバのルートディレクトリ> -J journal -xu

注意

マスターサーバの作業が完了するまで、停止したままにしておいてください

■ マスターサーバでの作業

1.マスターサーバを停止します

コマンド例

p4 admin stop

2.マスターサーバのチェックポイントを取得します
※ prefix(ファイル名) は通常チェックポイントを作成する際に使用しているものと同じ prefix を使用します

コマンド例

p4d -r <マスターサーバのルートディレクトリ> -J journal -jc prefix

必ずチェックポイントを取得してください。
アップグレード中に問題が発生した場合、このチェックポイントが唯一の復旧方法になります。

3.マスターサーバの p4d を新しいバージョンのものに置き換えます

4.マスターのデータベースをアップデートします

コマンド例

p4d -r <マスターサーバのルートディレクトリ> -J journal -xu

■ サーバの起動

1.マスターサーバを起動します

コマンド例

p4d -r <マスターサーバのルートディレクトリ> -J journal -d

2.レプリカサーバを起動します
※複数台ある場合は、マスターサーバに最も近いサーバから順に起動します

コマンド例

p4d -r <レプリカサーバのルートディレクトリ> -J journal -d