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ここではKlocwork Serverによる解析手順(Windows版)を紹介しています。

手順

1."Klocwork Static Code Analysis"へログイン

Webブラウザから"Klocwork Static Code Analysis"へログインします。
ローカルマシン上にKlocwork Serverが起動している場合、URLは次のとおりです。

接続先URL例

http://localhost:8080/

※ ログインユーザはOSのログインユーザと同じです。
※ パスワードは不要です。

2.プロジェクト作成

① 解析結果をアップロードするためのプロジェクトを作成します。
  [ プロジェクトの作成 ]ボタンをクリックします。

② プロジェクト名を入力して、[ 作成 ]をクリックします。

③ 解析結果をアップロードするプロジェクトが表示されることを確認します。

 

3.解析ファイルの配置

Klocwork Serverで解析するファイルを配置します。
※ ここでは解析対象が"C:\Klocwork\example\demo"に配置されているものとします。

4. 解析用設定ファイルの作成

① Klocwork Serverがインストールされているマシン上でコマンドプロンプトを起動します。

② 解析用設定ファイルを作成するため"kwinject"コマンドを実行します。
 この設定ファイルはファイルが追加されない限り、解析前に毎回実行する必要はありません。

※ コマンドの文法は"kwinject <コンパイルコマンド> <コンパイル対象>"です。

コマンド例1:makeの場合

C:\Klocwork\example\demo
kwinject make makefile

コマンド例2:gccの場合

C:\Klocwork\example\demo
kwinject gcc -I . -c curve.c

コンパイル環境に合わせてコマンドを実行し、実行後エラーが返却されないことを確認します。
エラーがない場合、"C:\Klocwork\example\demo"配下に"kwinject.out"が生成されます。

5.解析実行

手順4で生成した解析用設定ファイル"kwinject.out"を使用して解析します。
次のコマンドを実行します。

解析コマンド例

kwbuildproject --url http://localhost:8080/project_name --tables-directory .\kwtables --incremental kwinject.out

・--url:解析プロジェクトを指定(Klocwork Static Code Analysis)
・--tables-directory: 解析結果を格納するフォルダを指定
・–incremental:差分解析を実施する場合に指定
・kwinject.out:解析設定用ファイルを指定

コマンドを実行しコンパイル中にエラーがないことを確認します。

6.解析結果のアップロード

手順5で解析した結果を"Klocwork Static Code Analysis”へアップロードします。
次のコマンドを実行します。

解析結果アップロードコマンド例

kwadmin --url http://localhost:8080 load project_name .\kwtables

・--url:アップロード先の"Klocwork Static Code Analysis"を指定
・load:サブコマンドを指定(ここではloadを指定)
・project_name:アップロード先のプロジェクト名を指定
・.\kwtables:解析結果が格納されているフォルダを指定

エラー出力されることなく、解析結果がアップロードされることを確認します。

7.解析結果の確認

① Webブラウザから"Klocwork Static Code Analysis"へアクセスし、解析結果がアップロードされていること、Web画面から解析結果が閲覧できることを確認します。

② [ レポート ]をクリックすると、解析結果のダッシュボードを表示することができます。
このページからプロジェクト全体の解析状況を確認することができます。



③ 検出された警告をソースコードとともに確認します。
プロジェクトリスト画面から[ 新規 ]をクリックし、警告を表示します。



④ 任意の警告をクリックし、ソースコードから指摘箇所を確認します。
このページから警告のステータスを変更することができます。

解析実行手順は以上です。