Swarmのインストールと構成をTarballから手動で行う

重要
  • Swarmをインストールする前に、ランタイム依存関係を確認する必要があります。詳細については、「ランタイム依存関係」を参照してください。

  • CentOS/RHEL:
    • CentOS 7: SwarmからPHP 7.xにアクセスできるようにするには、Remiリポジトリ構成パッケージ(remi-release-7.rpm)を使用します。このRedHatリポジトリで、sclo-php7x-php-pecl-redis拡張機能とsclo-php7x-php-pecl-igbinary拡張機能を使用することはできません。これらの拡張機能は、別の場所で使用する必要があります。

    • CentOS/RHEL 8: SwarmからPHP 7.xにアクセスできるようにするには、Remiリポジトリ構成パッケージ(remi-release-8.rpm)を使用します。SwarmからEPELパッケージにアクセスできるようにするには、epel-release-latest-8.noarch.rpmリポジトリ構成パッケージを使用します。

    • RHEL 7: SwarmからPHP 7.xと各種の必須PHP拡張機能にアクセスできるようにするには、Remiリポジトリ構成パッケージ(remi-release-7.rpm)を使用します。php7x-php-pecl-redis拡張機能とphp7x-php-pecl-igbinary拡張機能は、このRedHatリポジトリでは使用できません。別の場所で使用する必要があります。

  1. Swarm tarballをダウンロードします。

  2. Swarmパッケージ(圧縮tarball)を解凍します。

    コマンドラインからは、tarコマンドで解凍します。

    tar -zxf swarm.tgz

    Swarmパッケージの内容は、swarm-versionという名前の最上位フォルダ内に解凍されます。「version 」は、ダウンロードしたバージョンに対応しています。

    ヒント

    Nautilus on LinuxやFinder on Macなどのグラフィカルファイルマネージャアプリケーションをダブルクリックするだけで、このtarballパッケージが自動的に解凍されます。

  3. Swarmパッケージの内容を正しい場所に移動します。

    Swarmファイルの場所を確認してください。この場所は、Apacheで設定されている仮想ホストに関連付けられている場所に対応している必要があります(「Apache構成」を参照)。

    mv /path/to/swarm-version /path/to/vhosts/swarm

  4. Swarmファイルの正しい所有権とアクセス権を割り当てます。

    Swarmディストリビューション内のデータの最上位フォルダは、Webサーバによる書き込みが可能な状態になっている必要があります。そのためには、以下のコマンドを使用して、データフォルダの所有権をWebサーバに変更します。

    sudo chown -R www /path/to/vhosts/swarm/data

    上記のwwwユーザはWebサーバユーザ名の一例です。ディストリビューションによっては、_wwwwebnobodyまたはその他などになります。

    Webサーバがすでに実行されている場合、以下のようにしてユーザを見つけることができます。

    ps aux | grep -E 'apache|httpd'
    root      3592  0.0  0.5 405240 20708 ?        Ss   May03   4:32 /usr/sbin/apache2 -k start
    www      20016  0.0  0.2 405264  9796 ?        S    07:45   0:00 /usr/sbin/apache2 -k start

    この例のwwwは、Apacheを実行しているユーザです。

    セキュリティ上の理由により、Swarmディストリビューションに対して実行されるWebサーバでは、ユーザとグループに対して必要最小限の権限を割り当てることをお勧めします。

  5. Redisを構成します。詳しくは、「Redis構成」を参照してください。