コメント

このセクションでは、コメント通知を遅延させる方法と、コメントスレッドを設定する方法について説明します。

ヒント

構成情報を変更しても、構成キャッシュを再ロードしない限り、その構成情報がSwarmで使用されることはありません。構成キャッシュを再ロードすると、変更した構成情報がSwarmで強制的に使用されます。Swarm構成キャッシュを再ロードするには、admin ユーザまたはsuper ユーザでなくてはなりません。[ユーザID]ドロップダウンメニューに移動して[システム情報]を選択し、[キャッシュ情報]タブをクリックしてから[構成の再ロード]ボタンボタンをクリックします。

コメント通知の遅延

コメント通知は、デフォルトで遅延されます。この遅延により、レビュー担当者は、レビュー作業中にコメントの追加や編集を行うための時間を確保することができます。レビューの作業中に、各コメントの通知が送信されることはありません。複数のコメント通知が1つの通知としてまとめられ、レビュー担当者がこの通知を手動で送信することになります。遅延時間が経過すると、通知が自動的に送信されます。

レビュー中に、レビュー担当者がコメントの追加や編集を行うたびに、遅延時間がリセットされます。デフォルトの遅延時間は30分に設定されています。

  • 複数のレビューでコメントの追加や編集を行う場合は、それぞれのレビューで異なる遅延時間が設定されることに注意してください。この遅延時間は、自分が作業を行っている当該レビューのコメントだけに適用されます。
  • 自分が作業しているレビューで、別のレビュー担当者も作業を行っている場合、そのレビュー上で、それぞれのユーザに異なる遅延時間が設定されることになります。
  • 遅延されたコメント通知を手動で送信する場合、対象となるレビューで作業した自分のコメントだけが通知に含まれることになります。
ヒント

コメント通知の遅延では、コメントの通知が遅延されるだけで、コメントの投稿が遅延されるわけではありません。

注意

レビュー上のコメントについてのみ、コメント通知が遅延されます。コミットやジョブに対するコメントは、即時に通知されます。

コメント通知の遅延時間を変更するには、SWARM_ROOT/data/config.phpファイルを編集用として開き、commentsブロック内に以下の行を追加します。

<?php
'comments' => array(
'notification_delay_time' => 1800, //Default to 30 minutes 1800 seconds
),

notification_delay_time: コメント通知の遅延時間を秒単位で指定します。

  • 値として「0」を設定した場合、[投稿]ボタンをクリックすると同時に、コメント通知が送信されます。
  • notification_delay_timeの値を指定しなかった場合、デフォルト値として1800秒(30分)が設定されます。

コメントスレッド

コメントに返信すると、親コメントの下に返信がスレッド形式で表示されます。これが、デフォルトの動作です。 コメントスレッドの深さレベルは、デフォルトで4に設定されています。この場合、親コメントに対して、最大4レベルまで返信を表示することができます。Swarmで設定されている最大スレッドレベルに達した場合、そのレベル以上の返信の[返信]リンクは表示されません。 親コメントをアーカイブすると、その親コメントに含まれている返信もアーカイブされます。詳細については、「コメントのアーカイブ」を参照してください。 コメントスレッドの深さレベルを設定するには、max_depth構成可能変数を使用します。

ヒント

Swarm管理者が、スレッドの深さレベルの値を下げた場合(例えば、レベル4から3に変更した場合)、それよりも前に投稿されたレベル4の返信は引き続き表示されますが、レベル4の返信に対して返信することはできなくなります。

コメントスレッドを設定するには、SWARM_ROOT/data/config.phpファイルを編集用として開き、commentsブロック内に以下の行を追加します。

<?php
'comments' => array(
'threading' => array(
'max_depth' => 4, // default depth 4, to disable comment threading set to 0
),
),

max_depth: コメントスレッドの最大の深さレベルを指定します。

  • 値として「0」を設定すると、コメントスレッドが無効になります。
  • max_depthの値を指定しなかった場合、デフォルト値として「4」が設定されます。