コメントの添付ファイル

Swarmでは、コードレビューとジョブ内のコメントに、任意のファイルを添付することができます。

ヒント

構成情報を変更しても、構成キャッシュを再ロードしない限り、その構成情報がSwarmで使用されることはありません。構成キャッシュを再ロードすると、変更した構成情報がSwarmで強制的に使用されます。Swarm構成キャッシュを再ロードするには、admin ユーザまたはsuper ユーザでなくてはなりません。[ユーザID]ドロップダウンメニューに移動して[システム情報]を選択し、[キャッシュ情報]タブをクリックしてから[構成の再ロード]ボタンボタンをクリックします。

コメントに添付されたファイルの保管

Swarmは、コメントに添付されたファイルを保存するために、「//.swarm」という名前のディポを検索します。Swarmではこのディポは作成されないため、このディポを新しく作成するか、Swarmadmin ユーザが書き込むことができる別のディポを指定する必要があります。

Swarmの添付ファイルを保管するためのディポは、以下の要件を満たしている必要があります。

  • クラシックディポであること(ストリームディポ、アンロードディポ、アーカイブディポ、スペックディポはサポートされていません)
  • ローカルディポであること(リモートディポはサポートされていません)
  • Swarmadmin 権限を持つユーザが書き込むことができ、他のユーザはアクセスできないディポであることアクセス権限の詳細については、『Helix Coreサーバ管理者ガイド』の「アクセスの認証」を参照してください。
  • ヒント

    添付ファイル以外のファイルは保存されていないディポディレクトリを使用することをお勧めします。これは、他のユーザが、ディポ内に保存されている添付ファイルにアクセスできないようにするためです。//.swarmディレクトリを使用することをお勧めします。

コメント添付ファイル用のディレクトリを作成する

//.swarmディレクトリを使用することをお勧めします。このディレクトリには添付ファイル以外のファイルは保存されないため、他のユーザがコメントの添付ファイルに直接アクセスすることはできません。

  1. //.swarmディポを作成するには、admin レベルの権限を持つユーザとして次のコマンドを実行します。
  2. $ p4 depot .swarm

  3. Swarmadmin ユーザが、//.swarmディポに書き込むことができるかどうかを確認し、他のユーザはこのディポにアクセスできないようにします。
  4. ディポの作成方法については、『Helix Coreサーバ管理者ガイド』の「ディポを使用する」を参照してください。

コメント添付ファイルの場所を指定する

デフォルト設定の場合、Swarm//.swarmという名前のディポを検索し、コメント添付ファイル用に異なるディポパスを指定して、SWARM_ROOT/data/config.phpファイル内のdepot_storage構成ブロックを使用します。

depot_name」を、コメント添付ファイルを保管するディポ名に置き換えてください。Swarmadmin ユーザには、このディポへの書き込みアクセス権が設定されている必要があります。また、他のユーザがこのディポにアクセスできないようにする必要があります。

<?php
    // this block should be a peer of 'p4'
    'depot_storage' => array(
        'base_path'  => '//depot_name',
    ),
ヒント

base_pathには、ディポ名のみでなく、「//depot/perforce/.swarm」などのようにパスを指定することもできます。

コメント添付ファイルの最大サイズ

SWARM_ROOT/data/config.phpファイルのattachments構成ブロックを使用して、コメント添付ファイルのサイズを制限することができます。

<?php
// this block should be a peer of 'p4'
'attachments' => array(
'max_file_size' => 0, // the maximum file size to accept in bytes
),

0」を、Swarmがコメントの添付ファイルとして許可する最大のファイルサイズ(バイト単位)で置き換えてください。ファイルサイズがこの制限値を超えると、ユーザにエラーが表示されます。

注意

SWARM_ROOT/public/.htaccess内のPHPのupload_max_filesize設定により、max_file_sizeが上書きされることに注意してください(PHPのphp.iniの設定が上書きされます)。max_file_sizeを使用する場合は、SWARM_ROOT/public/.htaccess内の設定よりも低い値を設定する必要があります。

upload_max_filesizeのデフォルトのサイズは8 MB (8メガバイト)です。コメントユーザがサイズの大きなファイルをアップロードする必要がある場合は、この制限値を大きくしてください。

また、post_max_sizeの値も大きくしなければならない場合があります。post_max_sizeには、常にupload_max_filesize以上の値を設定する必要があります。Swarmmax_file_sizeには、値を設定しないでください。値を設定する場合は、upload_max_filesize以下の値を設定する必要があります。これらの条件を満たしていない場合、コメント添付ファイルで予期しないエラーが発生します。

詳細については、「アップロードの手順: 陥りやすい問題」を参照してください。