チェンジリストファイルの制限
チェンジリストやレビューに多くのファイルが含まれている場合、Swarmの負荷が高くなります。SwarmからHelixサーバにファイルリストを送信する場合や、ファイルリストのHTMLをユーザのブラウザに送信する場合に、時間がかかることがあります。数千にもおよぶファイルがファイルリストに含まれている場合、Swarmのメモリが不足する可能性があります。Swarmのメモリ量を増やすと、パフォーマンスが改善される場合がありますが、ユーザのブラウザで使用できるメモリの量によっては、Swarmのインタフェースの動作が遅くなったり、まったく動作しなくなる可能性があります。
リリース2015.1のSwarmでは、ファイルの数が制限されています。この制限を超える数のファイルがチェンジリストやレビューに含まれている場合であっても、制限を超えている分のファイルは処理されません。
構成情報を変更しても、構成キャッシュを再ロードしない限り、その構成情報がSwarmで使用されることはありません。構成キャッシュを再ロードすると、変更した構成情報がSwarmで強制的に使用されます。Swarm構成キャッシュを再ロードするには、admin ユーザまたはsuper ユーザでなくてはなりません。[ユーザID]ドロップダウンメニューに移動して[システム情報]を選択し、[キャッシュ情報]タブをクリックしてから[構成の再ロード]ボタンボタンをクリックします。
SWARM_ROOT/data/config.php
ファイルでmax_changelist_files
の値を設定することにより、ニーズに合わせて制限値を調整することができます。
<?php
'p4' => array(
'max_changelist_files' => 1000,
),
ほとんどのSwarmインストール環境の場合、デフォルト値の1000
で十分です。この値を変更した場合に起こる影響を以下に示します。
- 大きな値を指定しても、Swarmのユーザインタフェースに関する問題は解決しないため、
10000
を超える値を指定してもメリットはほとんどありません。バージョン2014.1以降のHelixサーバでは、Helixサーバによってファイルリストが制限されるため、パフォーマンスが向上します。
- 小さな値を指定すると、レビューの操作やチェンジリストの読み込みに影響し、チェンジリストやレビュー内のファイルがSwarmに表示されなくなる可能性があります。