アバター

Swarmでは、アバターが使用されます。アバターとは、アクティビティストリーム、プロジェクト、レビューなどでイベントを担当するユーザやグループを表す画像のことです。

アバターは、アバタープロバイダから取得されます。デフォルトのプロバイダは、gravatar.comです。Swarmは、アバタープロバイダに識別子を送信し(gravatar.comの場合は、ユーザまたはグループのメールアドレスのMD5ハッシュを送信)、プロバイダは、設定されている画像を返します(画像が存在する場合)。プロバイダ側でアバターが設定されていない場合や、何らかの理由によってリクエストが失敗した場合、Swarmは、内部に保存されているいずれかのアバターを選択します。

ヒント

構成情報を変更しても、構成キャッシュを再ロードしない限り、その構成情報がSwarmで使用されることはありません。構成キャッシュを再ロードすると、変更した構成情報がSwarmで強制的に使用されます。Swarm構成キャッシュを再ロードするには、admin ユーザまたはsuper ユーザでなくてはなりません。[ユーザID]ドロップダウンメニューに移動して[システム情報]を選択し、[キャッシュ情報]タブをクリックしてから[構成の再ロード]ボタンボタンをクリックします。

SWARM_ROOT/data/config.phpファイルのアバター構成ブロックを使用して、アバターのルックアップ機能を設定することができます。以下に例を示します。

<?php
    // this block should be a peer of 'p4'
    'avatars' => array(
        'http_url'  => 'http://www.gravatar.com/avatar/{hash}?s={size}&d={default}',
        'https_url' => 'https://secure.gravatar.com/avatar/{hash}?s={size}&d={default}',
    ),

http_url: Swarmがアバターを検索するためのURLをhttp形式で指定します。このURLを指定しなかった場合、デフォルトのURLであるgravatar.comがSwarmで使用されます。
https_url: Swarmがアバターを検索するためのURLをhttps形式で指定します。このURLを指定しなかった場合、デフォルトのURLであるgravatar.comがSwarmで使用されます。

Swarmが使用するavatars配列のURLは、Swarm Apacheサーバのプロトコル設定とexternal_urlプロトコル設定によって異なります。これらのプロトコルのうち、より安全なプロトコルが使用されます。

URL内ではいくつかの置換値を使用することができます。

{user}

Swarmの現在のユーザID、PerforceのグループID、または空の文字列
{email}

Swarmの現在のユーザまたはグループの電子メールアドレス、または空の文字列
{hash}

Swarmのユーザまたはグループの電子メールアドレスのMD5ハッシュ、または00000000000000000000000000000000 (電子メールアドレスが設定されていない場合)
{default}

blankという値は、透過GIF用の値(アバターのないユーザやグループがSwarmの内部アバターを使用できるようにするための値)で、mm(mystery man)という値は、ユーザIDやグループIDが不明な場合に使用される値です。
{size}

アバターのサイズは、Swarmでは幅と高さをピクセルで指定します。単位を指定する必要はありません。例えば、「64」のように指定します。

URLを指定する場合は、ユーザまたはグループのアバターを正しく選択するために、{user}、{email}、{hash}のいずれかをURLに含める必要があります。また、Swarmの表示機能をサポートする場合は、URLに{size}を含める必要があります。{default}は必須ではありませんが、一貫したアバターエクスペリエンスを確保する場合は、URLに含めることをお勧めします。

ヒント

カスタムのCSSを使用すると、アバターの外観を調整することができます。詳細については、「アバターの外観を調整する」を参照してください。

注意

デフォルトでは、gravatar.comは一般向けのアバター画像のみを提供します。PG指定、R指定、X指定の画像をSwarmのユーザやグループが使用する場合は、適切なレーティングフラグを使用して、アバタールックアップURLを設定する必要があります。例えば、GまたはPG指定のアバターを許可する場合、設定は次のようになります。

<?php
    // this block should be a peer of 'p4'
    'avatars' => array(
        'http_url'  => 'http://www.gravatar.com/avatar/{hash}?r=pg&s={size}&d={default}',
        'https_url' => 'https://secure.gravatar.com/avatar/{hash}?r=pg&s={size}&d={default}',
     ),

gravatar.comに対して画像をリクエストする方法については、https://en.gravatar.com/site/implement/imagesを参照してください。

アバタールックアップの無効化

アバターのルックアップを完全に無効にして、Swarmの内部アバターのみを使用する場合は、各URLを''(空の文字列)に設定します。以下に例を示します。

<?php
    // this block should be a peer of 'p4'
    'avatars' => array(
        'http_url'  => '',
        'https_url' => '',
    ),