p4 sizes
ディポ内にあるファイルの大きさの情報を表示します。
構文規則
p4 [g-opts] sizes [-a -S] [-s|-z] [-b blocksize] [-h | -H] [-m max] FileSpec[revSpec]
p4 [g-opts] sizes -A [-a -s] [-b blocksize] [-m max] archiveFileSpec
p4 [g-opts] sizes -U unloadFileSpec
説明
p4 sizes
コマンドは、ディポ内に格納されているファイルの大きさを表示します。
オプションを付けずに実行すると、単一または複数のファイルの最新リビジョンの
大きさのみが表示されます。1ファイルにつき1行ずつ出力されます。
-a
オプションを使用すると、指定したリビジョン範囲にある最新リビジョンのみでなく、
その範囲の各リビジョンによってどれだけのスペースが占有されているかが確認できます。
1ファイル、1リビジョンにつき1行ずつ出力されます。
-s
オプションを使用すると、指定されたすべてのファイルの合計が表示されます。
出力は1行のみで、ファイル指定、総ファイル数、必要とされる総バイト数、
および(-b
オプションが指定されている場合)必要とされる
総ブロック数が表示されます。
-h
または-H
オプションは、人間が読める形式でサイズを表示します。
-h
の場合は1,024、-H
の場合は1,000の
スケールファクタが使用されます。表示されるサイズは必要に応じて
自動的にバイト、キロバイト、メガバイト、ギガバイト、テラバイトに変換されます。
例えば、-h
を指定するときに出力が75,883,921バイトあった場合は、
72.36Mと表示されます。
-z
オプションは-s
と同様に作用しますが、遅延コピー(反映処理のために
存在するファイル)によって占有されるスペースが除外されます。
Helixサーバのインストール環境内のファイルの
占有スペースを見積もる場合は-z
オプションを使用し、
ファイルがクライアントワークスペースに同期されている場合に
ローカルディスクの空き容量の必要量を見積もる場合は
-s
オプションを使用します。
オプション
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範囲内の最新リビジョンのみではなく、範囲内のすべてのリビジョンを含めます。 |
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アーカイブディポ内のファイルを表示します。
詳細については、「 |
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結果を |
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出力内容を |
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人間が読める形式でサイズを表示します。 |
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指定されたファイル引数のファイルサイズの合計を計算します。 |
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保留されたファイルのサイズ情報のみを表示します。 このオプションを使用する場合、リビジョンの指定は行えません。 |
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アンロードディポにあるファイルのサイズのみを一覧表示します。
詳細については、「 |
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遅延コピーを除いて、サイズ情報を計算します。 |
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「グローバルオプション」を参照してください。 |
使用上の注意点
ファイル引数でリビジョン指定子を使用できるか? | ファイル引数でリビジョン範囲を使用できるか? | 最低限必要なアクセスレベル |
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適用外 |
適用外 |
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p4 sizes
コマンドの機能は、UNIXのdu
コマンドに類似しています。- リビジョン範囲が指定されていない場合、暗黙的なリビジョン範囲の
#1
から#head
が想定されます。 - ファイルサイズはクライアントワークスペースに同期されたときのファイルの状態に関係なく、 標準(UNIXの改行規則)かつ圧縮されていないバージョンのディポファイルに基づきます。
例
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ディポ内の |
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ディポに格納されている |
|
ディポに格納されている |
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//depot/...をホストしているHelixサーバのインストール環境が 現在使用しているファイル数と合計ディスク容量 (バイト単位で512バイトのブロック)を示します。 |
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ファイル数と、 |