p4 servers
すべてのサーバ仕様のリストを表示するか、複製のステータスを評価します。
オペレーター特権を持つユーザは、p4
servers
およびp4 servers -J
を実行できます。
構文規則
p4 [g-opts] servers [-J | --replication-status]
説明
構文バリアントについて、以下のセクションで説明します。
サーバ仕様の一覧表示
p4 servers このコマンドは、マスターのHelixサーバに保存されているすべての サーバ仕様を一覧表示します。
edge-server_1 server edge-server_1 10.0.101.55:41261 edge-server 'edge-server ' edge-server_2 server edge-server_2 10.0.101.55:47050 edge-server 'edge-server '
出力には、サーバID、タイプ、提供されるサービス、サーバの作成時に指定された コメントが一覧表示されます。
p4 servers
の出力は、タグ付きフォームで取得すると解析が容易になります。
p4 -ztag servers
... ServerID commit-1
... Name
... Address
... Type server ... Services commit-server ... Options nomandatory ... Description commit-1 ... ServerID edge-server-1 ... Name ... Address ... Type server ... Services edge-server ... Options nomandatory ... Description edge-server-1 ... ServerID edge-server-2 ... Name ... Address ... Type server ... Services edge-server ... Options nomandatory ... Description edge-server-2 ... ServerID remote-standby ... Name ... Address ... Type server ... Services standby ... Options nomandatory ... ReplicatingFrom commit-1 ... Description Remote DR server ... ServerID standby-1 ... Name ... Address ... Type server ... Services standby ... Options mandatory ... ReplicatingFrom commit-1 ... Description Local HA server
タグ付き出力に表示される[Options]フィールドと[ReplicationFrom]フィールドは、フェイルオーバー機能と関連しています。「p4 failover」を参照してください。
複製ステータスの評価
-J
または--replication-status
オプションを使用すると、1つ以上のレプリカがマスターサーバの
レコードを複製する際の効率性をチェックできます。
サーバA
とレプリカB
を使用する場合、このコマンドの出力によって
2つの基本情報が提供されます。
A
のジャーナルのサイズと更新時刻です。p4 pull
またはp4 journalcopy
要求を送信したすべてのサーバB
には、要求の送信時刻、 およびB
のジャーナルの保持状態と適用状態に関する情報が提供されます。 単純なマスターとレプリカの場合、保持されるレコード数と適用されるレコード数は 常に同じになります。B
のジャーナルはp4 pull
コマンドによって更新されるためです。
コマンドはマスターサーバに対して実行されることを前提としています。 スタンバイサーバは2つの操作を行ってマスターサーバのレコードを複製することができます。
p4 journalcopy
コマンドを使用して、マスターサーバのジャーナルをスタンバイサーバの ジャーナルにコピー(保持)します。p4 pull -L
コマンドを使用して、コピーしたジャーナルレコードをスタンバイサーバの データベースに適用し、そのステートファイルを更新します。
出力を確認することにより、マルチサーバシステムのさまざまな場所の負荷を評価して、 レプリカがマスターとどの程度同期されているか確認することができます。 ラグタイムが長い場合は注意が必要です。
タグ付けを解除したp4 servers -J
の出力は次のようになります。
edge-server_1 '2014/09/18 13:14:58' edge-server 5/258 5/258 WaDl/10 1 edge-server_2'2014/09/18 13:14:57' edge-server 5/258 5/258 WaDl/10 1
この出力はタグ付きフォームを使用した方が解釈しやすくなります。
... ServerID edge-server_1 ... Updated 2014/09/18 13:14:58 ... ServerType edge-server ... PersistedJournal 5 ... PersistedSequence 258 ... AppliedJournal 5 ... AppliedSequence 258 ... JAFlags WaDl/10 1 ... IsAlive 1 ... ServerID edge-server_2 ... Updated 2014/09/18 13:14:57 ... ServerType edge-server ... PersistedJournal 5 ... PersistedSequence 258 ... AppliedJournal 5 ... AppliedSequence 258 ... JAFlags WaDl/10 1 ... IsAlive 1
フィールドの意味について、以下のテーブルで説明します。
|
サーバのサーバID。 |
|
要求元サーバがこのサーバ(通常はマスター)にジャーナルレコードを最後に 要求した日付および時刻。 |
|
サーバタイプ。次のいずれか1つになります。 |
|
レコードが保持されているジャーナルのローテーション数。 |
|
保持されているジャーナルの場所。 マスターサーバ、レプリカ、ワークスペースサーバについては、 ジャーナルが保持される場所および適用される場所は常に同じです。 スタンドバイサーバではタイプを問わず場所が異なります。 |
|
適用されたジャーナルのローテーション数。 |
|
適用されたジャーナルの場所。 マスターサーバ、レプリカ、ワークスペースサーバについては、 ジャーナルが保持される場所および適用される場所は常に同じです。 |
|
設定されている場合は大文字で、設定されていない場合は小文字で出力されたフィールドのセット。 アルファベット順の表示に続いてフラグの数値が表示されます。 関連付けられているpullまたはjournalcopyコマンドによって表示される一般的な コマンドフィールドは、次のとおりです。
記号は次のように解釈します。
|
|
サーバが稼働している場合は1、停止している場合は0。 |
Pullまたはjournal-copy要求がdb.jnlack
テーブルに記録されるのは、サーバIDまたは
P4NAME
のどちらかを持つレプリカから要求が行われた場合のみになります。サーバIDまたはP4NAME
を持たないレプリカがこのような要求を行った場合は、
テーブルに記録されません。
オプション
|
サーバのジャーナルに関する情報、およびこのサーバから複製されたすべての レプリカの複製ステータスに関する情報を提供します。 |
|
「グローバルオプション」を参照してください。 |
使用上の注意点
ファイル引数でリビジョン指定子を使用できるか? | ファイル引数でリビジョン範囲を使用できるか? | 最低限必要なアクセスレベル |
---|---|---|
適用外 |
適用外 |
|
関連コマンド
サーバの仕様を編集または表示する |
|
サーバの一意のIDを設定する |