p4 journalcopy

ジャーナルデータをマスターサーバからスタンバイレプリカのローカルファイルシステムにコピーします。

構文規則

p4 [g-opts] journalcopy -lp4 [g-opts] journalcopy -i N [-b wait] 

説明

p4 journalcopyコマンドには2つの構文バリアントがあります。

  • マスターサーバのジャーナルからレプリカサーバのジャーナルへの現在のコピー位置に 関する情報を表示するには、p4 journalcopy -lコマンドを使用します。

    p4 journalcopy -lコマンドを実行すると、シーケンス番号が表示されます。シーケンス番号は、ジャーナルコピーが 到達したジャーナル内のバイトオフセットの位置を示しています。

現在のレプリカで保持されているジャーナルの状態: Journal 2, Sequence 6510347

  • ジャーナルデータ(ジャーナルコピー)をスタンバイレプリカのローカルファイルシステムにコピーするには、 p4 journalcopy -i Nを使用します。-bオプションは指定しても指定しなくても構いません。

オペレータまたはスーパーユーザはp4 journalcopy -l, p4 pull -l -j,およびp4 pull -l -sコマンドを実行して、 レプリカの状態を確認できます。

オプション

-b wait

p4 journalcopyコマンドの試行が失敗してから再試行するまで待機する秒数を指定します。

このオプションを設定すると、デフォルト値(60秒)はオーバーライドされます。例えば、待機時間が30秒になるようにstartup.N構成可能変数の値を設定するには、以下のように指定します。

$ p4 -p depot_master_p4port configure set standby#startup.1="journalcopy -i 0 -b 30"

-i N

N秒ごとにp4 journalcopyコマンドを繰り返します。

  • このオプションを指定しなかった場合、コマンドが1回だけ実行されます。
  • N0に設定した場合、このコマンドは実行と実行の間にスリープせずに 可能な限り頻繁に実行されます。 このオプションは、高可用性(HA)スタンバイサーバで使用すると便利です。

-l

コピー済みジャーナルの現在の位置をレポートします。

g-opts

グローバルオプション」を参照してください。

使用上の注意点

ファイル引数でリビジョン指定子を使用できるか? ファイル引数でリビジョン範囲を使用できるか? 最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外

  • super

  • -lオプションは、オペレータに対して指定することができます(「p4 user」の「ユーザのタイプ」を参照)。

p4 journalcopy -l

マスターのジャーナルからレプリカのジャーナルへの現在のコピー位置についての 情報を表示します。

関連コマンド

マスターのバージョン化ファイルのコピーを作成する

p4 pull -u

p4 journalcopyで作成したジャーナルコピーファイルからジャーナルレコードを取得し、 それらをスタンバイサーバのデータベースに適用する

p4 pull -L

p4 serversコマンドの-Jオプションを使用して、 マスターサーバの観点の複製状況の情報を取得する

p4 servers

新しいマスターサーバにフェイルオーバーする p4 failover