p4 bgtask

サーバでバックグラウンドコマンドまたはトリガを実行します。

構文規則

p4 bgtask [-b -d -i -m -w] [-e -t ]

説明

p4コマンドラインクライアントでHelix Coreのスーパーユーザを有効にし、リモートからコマンドまたはプログラムをバックグラウンドのサーバで実行します。
サーバは出力をサーバのログファイルに記録します。

ヒント

サーバでのメモリ消費を最小化するため、長時間実行されるタスクでは出力を標準出力および標準エラーに最小化します。

スーパーユーザは、トリガテーブルで(-t)またはコマンドラインの文字列引数として(-e)コマンドを定義します。特定のサーバIDの起動コマンド、複製プルコマンドの設定をサポートします。 スーパーユーザはコマンドの再実行のインターバルを指定できます。

Helix Coreサーバ管理者ガイド』の「トリガテーブルでバックグラウンドタスクを定義する」も参照してください。

オプション

-b

実行の試行をやめるまでの実行エラーの最大数。デフォルトは1です。

-d

クライアントを分離します。つまり、クライアントはサーバ側のタスク実行の出力を確認できないようにします。これは長時間実行するタスクに特に有用です。詳しくは、「分離モードについて」を参照してください。

-e

実行するコマンド文字列。

-i

コマンド呼び出し間の秒数。デフォルトは1秒です。最大値は31日です。

-m

コマンドの最大試行回数。デフォルトは1です。

-t

実行するトリガテーブルのバックグラウンドトリガの名前。

-w

実行エラーから次の試行までの停止秒数。デフォルトは5です。

使用上の注意点

ファイル引数でリビジョン指定子を使用できるか? ファイル引数でリビジョン範囲を使用できるか? 最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外

super

分離モードについて

分離モードでは、bgtaskは2つの分離したログエントリのペアを作成します。

>2017/10/04 14:20:35 pid 22735 user@ws0 127.0.0.1 [p4/2014.1.main/LINUX26X86_64/576838] 'user-cron -m 5 -d -i 1 -c perl foreground_detached.pl'
>2017/10/04 14:21:35 pid 22735 completed .001s 0+0us 0+0io 0+0net 2140k 0pf
>2017/10/04 14:20:35 pid 22735 user@ws0 background [p4/2014.1.main/LINUX26X86_64/576838] 'user-cron -m 5 -d -i 1 -c perl foreground_detached.pl'
>2017/10/04 14:20:46 pid 22735 completed 10.1s 0+4us 0+8io 0+0net 2164k 0pf

最初の2行はコマンドのユーザ部分の開始と終了を記録します。

最後の2行はコマンドのバックグラウンド部分の開始と終了を記録します。

startup.1=bgtask -t log_checker サーバの起動時に、バックグラウンドでlog_checkerを実行します(「startup.N」構成可能変数を参照)。

p4 bgtask -t verify

トリガテーブル内でスーパーユーザが定義したverifyトリガを、バックグラウンドで即時に実行します。

p4 bgtask -d -i 86400 -m 5 -t p4dstate

指定されたトリガを毎日実行します。(1日は86400秒です。)

p4 bgtask -e "top -b -n 1"

サーバ負荷をサンプリングします。

p4 bgtask -e "powershell -Command Import-Csv C:\p4root\errors.csv"

ログに記録されたエラーを参照してください。