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Perforceサービスの開始時に、ログ出力のプロセスを実行することができます。
基本的な設定方法を以下に記します。
ログ設定のオプション指定
監査ログ、およびサーバログの出力については下記オプションを使用します
-A | 監査ログの出力と、出力先を指定します。 |
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-L | ログファイルの出力と、出力先を指定します。 |
実行コマンド例
p4d -r /p4root -p 1666 -A /var/log/p4audit/audit.log -L /var/log/p4server/server.log 【実行結果】 [/var/log/p4audit/]に[audit.log]が作成され、監査ログが出力されます。 [/var/log/p4server/]に[server.log]が作成され、Helixサーバログが出力されます。
p4dコマンドの詳細については下記もご参照ください
ログレベルの指定
ログの出力について、"-v server=n”でトレースのレベルが指定できます。
レベル
server = 1 | 各コマンドの開始情報とPerforceサーバエラーメッセージを記録します。 |
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server = 2 | コマンド完了時刻とPerforceサーバ警告メッセージを記録します。 |
server = 3 | 特定のコマンドに対して「計算終了」メッセージを記録します。 |
server = 4 | クライアントに送信されたエラーをサーバーログに記録します。 |
設定例1
p4d -v server=2 -L /var/log/p4server/server.log
設定例2
p4 configure set server=3
ローテート設定
Helixサーバの稼働を記録するため、ログファイルは次第に肥大化します。
そのため、ローテート設定を推奨しております。
Helixサーバの稼働ログ(.log)については、Helix側でローテート設定することはできませんので、ご使用の環境に合わせて設定する必要があります。
構造化ログ(.csv)はHeli側でのローテート設定が可能です。
Linuxでのログローテート設定の一参考例を以下に記します。
logrotate.conf
log{ missingok # ログファイルが存在しなくてもエラーを出さずに処理を続行 rotate 2 # ローテーションする回数 olddir /var/log/p4proxy/bak # ローテーションしたログを格納 size 1M # 指定したサイズ以上になったらローテーションする create 644 p4super p4group # ローテーション後に空のログファイルを新規作成[permission user group] }