コンテンツ
説明
アーカイブディポは、使用頻度の低いコンテンツをオフラインで保存するために使用するディポです。
アーカイブディポを作成し、頻繁に使用されなくなったファイルを大容量のニアラインまたはオフラインの記憶領域へ移すことによって、空き容量不足を解消することができます。
アーカイブからファイルを復元する必要が生じた場合は、"p4 restore"を使用してローカルディポに戻すことができます。
冗長構成の場合、レプリカ(エッジ)サーバのファイルのみをアーカイブすることはできません。
マスター(コミット)サーバのファイルもアーカイブされますので、ご注意ください。
アーカイブされたファイルはP4Vなどのクライアント側から取得できなくなりますが、ファイル履歴の確認は可能です。
手順
※アーカイブディポ及びテストファイルなどを作成し、テスト運用されることをお奨めしています。
1.アーカイブディポの保存先を準備します。
必要な容量が外付けHDDに収まる場合、Helixサーバの停止なども不要なため、外付けHDDの利用を推奨しています。
2.アーカイブディポを作成します。
※super_userにはスーパー権限ユーザを指定します。
※commit_server:portは環境に合わせて変更してください。
表示されるフォームで2箇所編集します
編集箇所 | 編集前 | 編集後 |
---|---|---|
Type: | local | archive |
Map: | Archive/... | 例)/mnt/nas_drive/Archive/... ※ディスクドライブのマウント先を入力 ※ワイルドカードの "..." は必須 |
p4 archiveコマンドのオプション詳細は、『Helix Core P4コマンドリファレンス:p4 archive』をご覧ください。
3.アーカイブします。
コマンドによるファイルのアーカイブはファイル単位で行います。
# p4 -u super_user -p commit_server:port archive -D Archive //depot/ART/UI/UMG/demo.png#2