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概要
Helix Core 2022.1では、"リアルタイムモニタリング機能"を活用することで、チェックポイントの総レコード数と進捗状況を確認することができるようになりました。
ここでは、リアルタイムモニタリングの設定方法と、チェックポイント作成の進捗状況の確認方法を紹介します。
詳細
1.リアルタイムモニタリングの設定
① リアルタイムモニタリングを設定する際は、構成可能変数"rt.monitorfile"を設定します。
設定には、以下の"p4 configure"コマンドを実行します。
p4 -u super -p server:port configure set rt.monitorfile=monfile.mem
※ super:super権限ユーザを指定
※ server:port:リアルタイムモニタリングを設定するHelix CoreサーバのP4PORTを指定
② 構成可能変数をHelix Coreサーバに反映させるため、Helix Coreサーバを再起動します。
※ この再起動は"p4 admin restart"を使用しません。
Helix Coreサーバを停止する、もしくは、"p4dctl"コマンドによる再起動が必要です。
2.チェックポイントの進捗情報を確認する
① チェックポイントの進捗情報を確認するには、"p4 monitor realtime"コマンドを使用します。
p4 -u super -p server:port monitor realtime
※ super:super権限ユーザを指定
※ server:port:チェックポイント作成中のHelix CoreサーバのP4PORTを指定
② コマンド結果から"rtv.db.ckp.records"を確認します。
"value"が進捗状況、"maxValue"がチェックポイントの最大レコード数を示しています。
この2つの情報とコマンド実行時間をサンプリングすることで、推定のチェックポイント
作成時間を計算することが可能となります。
...
... name rtv.db.ckp.records
... type integer-max
... value 142367 ←進捗状況
... maxValue 148782 ←チェックポイントの最大レコード数
...