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質問

P4Vから[非接続の作業を照合する](p4 reconcile)を行う際、Helixサーバに登録されていないファイルで
あったとしても、特定のファイルはチェンジリストに追加をしたくない場合があります。

追加したくないファイルを[非接続の作業を照合する](p4 reconcile)で検出しないよう設定できますか。

回答

構成可能変数"P4IGNORE"を使用することで[非接続の作業を照合する](p4 reconcile)実行時に追加したく
ない(無視する)ファイルを登録することができます。

手順

1.Helixサーバへ登録しないファイルのリスト作成(p4ignore.txt)

   拡張子による指定、ファイルパスによる指定など無視するファイルの仕様をリストします。
  ※ここでは“p4ignore.txt”というファイル名にしていますが、ファイル名は任意で指定できます。

例:

# オブジェクトファイル、共有ライブラリ、実行可能ファイルを無視する
*.dll
*.so
*.exe
*.o

# readme
ファイルを除くすべてのHTMLファイルを無視する
*.html
!readme.html

# binディレクトリを無視する
bin/

# ファイルリストを登録したファイル(p4ignore.txt)と同じディレクトリにあるbuild.propertiesを無視する
/build.properties

# testディレクトリ内のすべての.txtファイルを無視する
test/**.txt

2.p4ignoreファイルの配置(対象のクライアントワークスペースルート)

   クライアントワークスペースルート直下に、手順1で作成したp4ignoreファイルを配置します。

3.構成可能変数"P4IGNORE"の設定

   以下コマンドを実行し、環境変数”P4IGNORE”を設定します。

設定コマンド例

p4 set P4IGNORE=p4ignore.txt

注意

上記例のようにファイル名のみを指定すると、クライアントワークスペースルート直下に
"p4ignore.txt"が存在しない場合、環境変数"P4IGNORE"が設定されていても、追加時にファイルが無視されません。

もし、無視リストの条件が統一されている場合、以下のように設定することで、クライアントワークスペースルート直下に"p4ignore.txt"が存在しなくても、追加時にファイルが無視されます。

設定コマンド例

p4 set P4IGNORE=C:\p4ignore\p4ignore.txt