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質問
Linux環境でHelixサービスを起動するスクリプトのサンプルはありますでしょうか?
回答
Perforce Software社はUnix、Linuxで実行されているHelixサービスを管理するユーティリティ(p4dctl)を用意しています。
このユーティリティ(p4dctl)を使用してサービスを実行する環境の構成や、サービス自体を管理することができます。
p4dctlユーティリティを使用する際の基本ワークフローは以下の通りです。
① 構成ファイルを編集する(管理するサービスの環境を定義する)
② p4dctlコマンドを使用する(サービスの開始、停止、情報取得、チェックポイント取得など)
手順
1.p4dctlをインストールする
使用環境にp4dctlがインストールされているか確認します。
yum list installed | grep helix-p4dctl
apt list --installed | grep helix-p4dctl
helix-p4dctl.x86_64 2019.2-1897966 @perforce
・インストールを行う場合
以下リンク先を参照いただきインストールください。
‥Linuxパッケージによるインストール方法
2.構成ファイルを編集する
構成ファイルは以下ディレクトリに格納されます。
格納ディレクトリ /etc/perforce/p4dctl.conf.d/
構成ファイルは環境ブロックとサーバブロックで構成されます。
① 環境ブロック
1つ以上のサービスに適用される環境変数を定義します。
環境ブロックは以下の構文を使って定義します。
Environment
{
variable = value
}
Environment
{
P4DEBUG = "server=1" # Embedded = requires quotes
P4LOG = log
}
② サーバブロック
サービスタイプごとに適用される設定と変数を定義します。
サーバブロックは以下の構文を使って定義します。
server_type name
{
setting = value
Environment
{
variable = value
}
}
サーバブロック内に環境ブロックを定義すると、サーバブロックの外側に定義した環境ブロックの設定をオーバーライドします。
p4d minimum
{
Owner = perforce
Execute = /usr/bin/p4d
Environment
{
P4ROOT = /home/perforce/p4-main
P4PORT = 1666
PATH = /bin:/usr/bin:/usr/local/bin
}
}
上記例の通り定義した場合、以下のコマンドを使用してHelixサーバを起動することができます。
p4dctl start minimum
構成ファイルの設定例や、p4dctlコマンドについては以下ページをご参照ください。