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説明
Perforce Helix Core 2019.1はスタンバイ用のPerforceサーバを構築することで、フェイルオーバー環境の準備が可能となりました。
Helix Coreのフェイルオーバー機能は高可用性(HA)と障害回復(DR)をサポートします。
構築手順については下記ページをご覧ください
■ イメージ図
フェイルオーバー機能に伴う追加項目
■ コマンド
フェイルオーバーで使用する以下のコマンドが追加されました。
・p4 failover : フェイルオーバーの実行
・p4 admin end-journal : フェイルオーバーするジャーナルの指定
■ サーバ仕様フィールド
サーバ仕様フィールドに「Options」「ReplicatingFrom」が追加されました。
この項目は"p4 failover"コマンドをサポートするもので、db.serverのフィールドにも追加されています。
・Options:nomandatory(default)/mandatoyを指定します。
・Replicating From:スタンバイサーバがジャーナルファイルを取得するserverIDを指定します。
p4 server stadby-server
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Services: standby : standard(default)を修正
Options: nomandatory
ReplicatingFrom: master-serverID ●一行追記
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■ 構成可能変数
構成可能変数に「rpl.journalcopy.location」が追加されました。0 / 1を設定します。
スタンバイサーバで最新のマスタサーバの状態を可能な限り維持するため、[ 1 ]を設定してください。
- 0:スタンバイサーバのjournalPrefixのプレフィックスを使用して、journalcopyスレッドがジャーナルをファイルパスに直接書き込みます。
- 1:スタンバイサーバの"P4JOURNAL(環境変数)"が書き込まれる場所にjournalcopyスレッドがジャーナルを書き込みます。
p4 server stadby-server
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DistributedConfig:
rpl.journalcopy.location=1 ●一行追記
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