説明
Perforce Helix Core 2019.1より構成可能変数 "db.monitor.interval" の初期値が変更になりました。
旧）初期値：０ → 新） 30
・０は機能がオフになっている状態です。
・初期値は30ですが、任意の値を秒単位で設定することが可能です。
" db.monitor.interval" はHelix Coreサーバー上で実行されているp4dプロセスのリストを更新するまでに待機する秒数を設定する構成可能変数です。
30秒ごと(初期値)にp4dプロセスリストを更新することにより、長時間完了しないプロセスをリストから確認することができ、プロセスIDを指定して終了させることができるようになります。
手順
１．構成可能変数 "monitor" の値を設定します。
サーバプロセスの監視が有効になっている必要があるため、"monitor"の値を1以上に設定します。
"monitor"についての詳細は『Helix Core P4コマンドリファレンス - p4 monitor』をご参照ください
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# p4 configure set monitor=n |
２．"db.monitor.interval" の初期値を確認します。
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# p4 configure show undoc |
| パネル | ||||||||
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db.monitor.interval: 30 |
活用例
完了しないプロセスを確認し、プロセスIDを指定して終了させる手順を説明します。
ここでは"p4 client -i"が完了しない場合を例としています。
１．コマンドラインから以下のコマンドを実行します。（コマンド実行user：bruno）
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# p4 client -i |
２．プロセス情報を確認します。（コマンド実行user：super）
| パネル | ||||||||
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# p4 monitor show -ale |
| パネル | ||||||||
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4773 p4/2019.1/NTX64/1818849 192.168.XXX.XX R bruno bruno_ws_3974 00:00:17 client -i |
赤：プロセスID [ pid ] 橙：Status [ Rは実行中 ] 青：実行user
紫：経過時間 緑：コマンド
３．プロセスIDを指定してプロセスを終了させます。
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# p4 monitor terminate 4773 |
| パネル | ||||||||
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** process '4773' marked for termination ** |
４．プロセスが終了されたか確認します。
終了には時間がかかる場合があるため、何度か繰り返し実行して確認します。
| パネル | ||||||||
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# p4 monitor show -ale |
| パネル | ||||||||
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4773 p4/2019.1/NTX64/1818849 192.168.XXX.XX T bruno bruno_ws_3974 00:01:05 client -i ：[ T ]は終了 |
| パネル | ||||||||
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4796 p4/2019.1/NTX64/1818849 192.168.XXX.XX R super bruno_ws_3974 00:00:00 monitor show -ale |