タグプロセッサ

処理中タグ(デフォルト設定の場合は#wip)を作業中チェンジリストに含めると、保留中のファイルを更新しても、そのチェンジリストがSwarmによって処理されることはありません。そのため、その作業中チェンジリストにレビューが含まれていても、そのレビューが更新されることはありません。その作業中チェンジリストにレビューが含まれていない場合、新しいレビューは作成されません。処理中タグの使用方法については、「処理中タグ」を参照してください。

ヒント

構成情報を変更しても、構成キャッシュを再ロードしない限り、その構成情報がSwarmで使用されることはありません。構成キャッシュを再ロードすると、変更した構成情報がSwarmで強制的に使用されます。Swarm構成キャッシュを再ロードするには、admin ユーザまたはsuper ユーザでなくてはなりません。[ユーザID]ドロップダウンメニューに移動して[システム情報]を選択し、[キャッシュ情報]タブをクリックしてから[構成の再ロード]ボタンボタンをクリックします。

処理中タグの設定

処理中タグは、swarm_root/data/config.phpファイルのtag_processorブロックのtagsセクションで設定します。処理中タグは、デフォルトで有効になっています。

<?php
    // this block should be a peer of 'p4'
    'tag_processor' => array(
        'tags' => array(
            'wip' => '/(^|\s)+#wip($|\s)+/i'
        ),
    ),

処理中タグを無効にする

すべてのユーザに対して処理中タグの使用を禁止するには、処理中タグを無効にします。

処理中タグを無効にするには、swarm_root/data/config.phpファイル内の「wip」という文字列の内容を削除します(以下のように「''」を指定します)。

<?php
    // this block should be a peer of 'p4'
    'tag_processor' => array(
        'tags' => array(
            'wip' => ''
        ),
    ),

処理中タグをカスタマイズする

デフォルトの処理中タグは#wipですが、任意のタグに変更することができます。Swarmは、Perl Compatible Regular Expressions (PCRE)を使用してwipタグを処理します。そのため、処理中タグを変更する前に、変更後のタグをPCREで処理できるかどうかを確認する必要があります。PCREでwipタグを処理できない場合は、Swarmによって処理中タグが無視されたり、正しい動作が実行されない可能性があります。

例えば、処理中タグを#noreviewに変更する場合は、swarm_root/data/config.phpファイル内のwipタグプロセッサ設定を以下のように変更します。

<?php
    // this block should be a peer of 'p4'
    'tag_processor' => array(
        'tags' => array(
            'wip' => '/(^|\s)+#noreview($|\s)+/i'
        ),
    ),

処理中タグで大文字と小文字を区別する

処理中タグで大文字と小文字を区別するには、swarm_root/data/config.phpファイルのwip設定の最後にある「i」を削除します。

<?php
    // this block should be a peer of 'p4'
    'tag_processor' => array(
        'tags' => array(
            'wip' => '/(^|\s)+#wip($|\s)+/'
        ),
    ),