Swarmのインストール環境を確認する
Swarmを起動すると、Redisキャッシュの確認処理が実行されます。この確認処理の実行中は、Swarmにログインすることはできません。Redisキャッシュの確認処理にかかる時間は、Swarm上のユーザ数、グループ数、プロジェクト数によって異なります。メモリキャッシュを永続化すると、Swarmが起動するまでの時間を短縮することができます。メモリキャッシュを永続化するには、バックグラウンドでの保存機能を無効にして追加保存機能を有効にします(これらの設定は、redis-server.confファイルで行います)。詳しくは、「Redisサーバ構成ファイル」を参照してください。
ここまでの手順でSwarmが完全にインストールされました。最後に、以下の手順を実行して、Swarmのインストール環境が正しく稼働するかどうかを確認します。
- 以下のチェンジリストを新しく作成します。
- 変更されたファイルが1つ以上含まれているチェンジリスト
- チェンジリストの説明に#reviewキーワードが含まれているチェンジリスト
- 作成したチェンジリストをP4Vで右クリックし、[ファイルを保留...]をクリックします。
- チェンジリストに対して新しいSwarmレビューが作成されたことを確認します。
- Swarmレビューが作成されている場合は、Swarmトリガが機能します。
- Swarmレビューが作成されていない場合は、以下の説明を参照してください。
[新しいSwarmレビューを要求...]を選択しないでください。これを選択するとAPIが使用されるため、Swarmトリガのテストが完全には実行されません。
これで、Swarmを使用するための準備が整いました。
Swarmを初めて使用する場合は、「クイックスタート」の章を参照してください。
レビューが作成されていない
インストール環境の確認時に、新しいSwarmレビューが作成されていないことがわかった場合、SwarmトリガがHelixサーバに正しくインストールされていない可能性があります。SwarmトリガをHelixサーバにインストールする方法については。「Swarm用のHelix Coreサーバの構成」を参照してください。
レビューを更新できない
SwarmサーバがSSL用に設定されている場合、ごくまれにレビューを更新できないという問題が発生することがあります。
問題
PerlのHTTP::Tinyモジュールがインストールされている場合、swarm-trigger.plは、このモジュールを使用しようとします。このモジュールの証明書に問題がある場合は、599エラーが発生します。
これが問題の原因であるかどうかを確認するには、Helixサーバのオペレーティングシステムログで、swarm-trigger.plによって記録されたエラーがないかどうかを調べます。
- Windowsの場合: Windowsイベントビューアを確認します。
- Linuxの場合:
- Ubuntu/Debian: /var/log/syslogを確認します。
- CentOS/RedHat: /var/log/messagesを確認します。
次のようなエラーメッセージが表示されます: Error:(599/Internal Exception) (probably invalid SSL certificate) .....
回避策
上記のようなエラーがログに記録されている場合は、HelixサーバでSwarmのトリガスクリプトファルを開き、HTTP::TinyではなくCurlを使用するように変更します。
Curlを使用するようにトリガスクリプトを変更するには:
swarm-trigger.plスクリプトには、HTTP::Tinyを使用することを指定するための2行のコード行が記述されています。これらの行を編集して、トリガスクリプトでCurlが使用されるように変更します。
- 両方のインスタンスで以下のコード行を探します。
- それぞれの行で、「$HAVE_TINY」の先頭に「!」を追加します。以下に例を示します。
- トリガスクリプトファイルを保存します。
if ($HAVE_TINY) {
if (!$HAVE_TINY) {