LibreOffice

LibreOfficeは、無料の強力なオープンソースのパーソナル生産性スイートです。SwarmをホストしているサーバにLibreOfficeをインストールすると、SwarmによってLibreOfficeが自動的に検出されます。SwarmはLibreOfficeを使用して、以下に示す各種ファイルのPDFプレビューを作成します。

  • Wordドキュメント(.doc.docx)
  • PowerPointプレゼンテーション(.ppt.pptx)
  • Excelスプレッドシート(.xls.xlsx)
  • Visio図面(.vsd)
  • リッチテキストファイル(.rtf)。

サーバのプラットフォームとディストリビューションに応じてLibreOfficeは複数のパッケージで提供されます。デフォルトではすべてのパッケージがインストールされるわけではありません。Swarmで特定のファイルタイプのプレビューが正しく表示されない場合は、これらのオプションパッケージをインストールして、LibreOfficeのすべてのファイル処理機能をシステム内に取り込まなければならないことがあります。

LibreOfficeの詳細については、https://www.libreoffice.orgを参照してください。

制限事項

LibreOfficeの統合には、いくつかの制約があります。

  • Swarmでドキュメントをプレビュー表示すると、そのドキュメントのフォントがSwarmとLibreOfficeをホストしているサーバにインストールされていない場合に、デスクトップシステムで表示されるプレビューとは異なる内容が表示されることがあります。さらに、LibreOfficeにはMicrosoft Officeのファイルタイプの表示に制約があるため、LibreOfficeで生成されたプレビューはMicrosoft Officeを使用した表示と異なる場合があります。
  • 大規模なファイルは、プレビューにかなりの時間を要する可能性があります。サイズが非常に大きなファイルをプレビュー表示すると、Swarmをホストしているサーバのリソースが大量に使用されるため、プレビュー表示が失敗したり、Swarmのパフォーマンスが一時的に低下する場合があります。
  • 現時点では、LibreOfficeに対応するファイルタイプ間の差異をSwarmで検出したり表示したりすることはできません。
  • 現時点のLibreOfficeでは、SwarmをホストしているmacOSサーバ上でプレビューを表示することはできません。

インストール

apt-getyumなどのコマンドを使用して、OSディストリビューションからLibreOfficeをインストールすることをお勧めします。

Swarmで必要な最小パッケージと依存関係を以下に示します。

  • libreoffice-calc
  • libreoffice-draw
  • libreoffice-impress
  • libreoffice-writer
  • libreoffice-headless (CentOS/RHELのみ)