Helix Swarm管理者ガイド (2020.1)

Swarmのインストール環境を確認する

ここまでの手順でSwarmが完全にインストールされました。最後に、以下の手順を実行して、Swarmのインストール環境が正しく稼働するかどうかを確認します。

  1. 以下のチェンジリストを新しく作成します。
    1. 変更されたファイルが1つ以上含まれているチェンジリスト
    2. チェンジリストの説明に#reviewキーワードが含まれているチェンジリスト
  2. 作成したチェンジリストをP4Vで右クリックし、[ファイルを保留...]をクリックします。
  3. 重要

    [新しいSwarmレビューを要求...]を選択しないでください。これを選択するとAPIが使用されるため、Swarmトリガのテストが完全には実行されません。

  4. チェンジリストに対して新しいSwarmレビューが作成されたことを確認します。
    • Swarmレビューが作成されている場合は、Swarmトリガが機能します。
    • Swarmレビューが作成されていない場合は、以下の説明を参照してください。

これで、Swarmを使用するための準備が整いました。

ヒント

Swarmを初めて使用する場合は、「クイックスタート」の章を参照してください。

レビューが作成されていない

インストール環境の確認時に、新しいSwarmレビューが作成されていないことがわかった場合、SwarmトリガがHelixサーバに正しくインストールされていない可能性があります。 SwarmトリガをHelixサーバにインストールする方法については。Swarm用のHelix Coreサーバの構成を参照してください。

レビューを更新できない

SwarmサーバがSSL用に設定されている場合、ごくまれにレビューを更新できないという問題が発生することがあります。

問題

PerlのHTTP::Tinyモジュールがインストールされている場合、swarm-trigger.plは、このモジュールを使用しようとします。 このモジュールの証明書に問題がある場合は、599エラーが発生します。

これが問題の原因であるかどうかを確認するには、Helixサーバのオペレーティングシステムログで、swarm-trigger.plによって記録されたエラーがないかどうかを調べます。

  • Windowsの場合: Windowsイベントビューアを確認します。
  • Linuxの場合:
    • Ubuntu/Debian: /var/log/syslog
    • を調べます。
    • CentOS/RedHat: /var/log/messages
    を調べます。

次のようなエラーメッセージが記録されていないかどうかを確認してください: Error: (599/Internal Exception) (probably invalid SSL certificate) .....

回避策

上記のようなエラーがログに記録されている場合は、HelixサーバSwarmのトリガスクリプトファルを開き、HTTP::TinyではなくCurlを使用するように変更します。

Curlを使用するようにトリガスクリプトを変更するには:

swarm-trigger.plスクリプトには、HTTP::Tinyを使用することを指定するための2行のコード行が記述されています。これらの行を編集して、トリガスクリプトでCurlが使用されるように変更します。

  1. 両方のインスタンスで以下のコード行を探します。
  2. if ($HAVE_TINY) {

  3. それぞれのコード行で、 $HAVE_TINYの先頭に「!」を追加します。
  4. if (!$HAVE_TINY) {

  5. トリガスクリプトファイルを保存します。