Swarmのインストールとアップグレード
この章では、Swarmの初期インストール方法と設定方法について説明します。また、既存のSwarmのインストール環境をアップグレードする方法についても説明します。
重要な制限事項
グループ名、ユーザ名、クライアント名に「swarm-」というプレフィックスを付加しないでください。このプレフィックスは、Swarm用として予約されています。 名前のプレフィックスとして「swarm-」を指定すると、Swarmで予期しない動作が発生します。
以下に例を示します。
グループ名に「swarm-project-」というプレフィックスを付加すると、以下のような問題が発生します(ただし、これらの問題のみに限定されるわけではありません)。
- 上記のグループに対して、Swarmの通知が正しく処理されない。
- 上記のグループがSwarmに表示されなくなる。
ランタイム依存関係の確認
Swarmをインストールする前に、ランタイム依存関係を確認する必要があります。詳細については、「ランタイム依存関係」を参照してください。
SwarmとHelixサーバのインストールに関する考慮事項
SwarmとHelixサーバをインストールする場合は、以下の点を考慮する必要があります。
- 小規模なシステムの場合、同じマシン上でSwarmとHelixサーバを稼働させることができます。
- 大規模なシステムの場合は、個別のマシンでSwarmとHelixサーバを使用することをお勧めします。 その場合、ネットワーク性能を最大限に高めるため、マシン同士を近くに配置することをお勧めします。
- SwarmとHelixサーバが稼働するマシンで、同じオペレーティングシステムを使用する必要はありません。 例えば、HelixサーバをWindowsサーバで使用し、SwarmをCentOSサーバで使用することができます。
Helixサーバにインストールされたトリガは、Swarmとの通信を行います。 SwarmとHelixサーバとのネットワークで大きな遅延が発生する場合、トリガのパフォーマンスが低下する可能性があります。
SwarmをWindowsマシンにインストールすることはできません。
インストールプロセスの選択
ランタイム依存関係に問題がないことを確認したら、いくつかの方法でSwarmをインストールすることができます。
パッケージを使用してSwarmのインストールと構成を行うに記載されている方法でSwarmをインストールすると、Swarmのすべての依存関係がインストールされるため、これが最も簡単なSwarmのインストール方法です。
以下に示すいずれかのインストールプロセスを選択してください。
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Swarmのパッケージを使用する方法(RPMまたはDebian):
- パッケージを使用してSwarmのインストールと構成を行うの手順に従います。
- トリガトークンを確立します。詳しくは、トリガトークンを確立するを参照してください。
- Helix CoreサーバをSwarm用に設定します。詳しくは、Swarm用のHelix Coreサーバの構成を参照してください。
- Swarmのインストール環境をカスタマイズするためのインストール後構成オプションを確認します。詳しくは、「インストール後の構成オプション」を参照してください。
- これでSwarmのインストールは完了です。ただし、実稼働環境で使用する前に、正しく機能するかどうかを確認してください。詳細については、「Swarmのインストール環境を確認する」を参照してください。
- これで、Swarmを使い始めることができます。 Swarmのエクスペリエンスをお楽しみください。
ヒントSwarmを初めて使用する場合は、「クイックスタート」の章を参照してください。
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Swarm.OVA (Open Virtualization Appliance)を使用する方法:
- OVAからSwarm VMの展開と構成を行うの手順に従います。
- トリガトークンを確立します。詳しくは、トリガトークンを確立するを参照してください。
- Helix CoreサーバをSwarm用に設定します。詳しくは、Swarm用のHelix Coreサーバの構成を参照してください。
- Swarmのインストール環境をカスタマイズするためのインストール後構成オプションを確認します。詳しくは、「インストール後の構成オプション」を参照してください。
- これでSwarmのインストールは完了です。ただし、実稼働環境で使用する前に、正しく機能するかどうかを確認してください。詳細については、「Swarmのインストール環境を確認する」を参照してください。
- これで、Swarmを使い始めることができます。 Swarmのエクスペリエンスをお楽しみください。
ヒントSwarmを初めて使用する場合は、「クイックスタート」の章を参照してください。
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Swarm.tgz (Tarball)を使用する方法:
- Swarmのインストールと構成をTarballから手動で行うに記載されている手順を実行します。
- Redisを構成します。詳細については、「Redis構成」を参照してください。
- Apacheを構成します。詳細については、「Apache構成」を参照してください。
- PHPを構成します。詳しくは、PHP構成を参照してください。
- Swarmを構成します。詳細については、「Swarmの構成」を参照してください。
- トリガトークンを確立します。詳しくは、トリガトークンを確立するを参照してください。
- Helix CoreサーバをSwarm用に設定します。詳しくは、Swarm用のHelix Coreサーバの構成を参照してください。
- ワーカーを生成するための繰り返しタスクを設定します。詳しくは、ワーカーを生成する繰り返しタスクをセットアップするを参照してください。
- Swarmのインストール環境をカスタマイズするためのインストール後構成オプションを確認します。詳しくは、「インストール後の構成オプション」を参照してください。
- これでSwarmのインストールは完了です。ただし、実稼働環境で使用する前に、正しく機能するかどうかを確認してください。詳細については、「Swarmのインストール環境を確認する」を参照してください。
- これで、Swarmを使い始めることができます。 Swarmのエクスペリエンスをお楽しみください。
ヒントSwarmを初めて使用する場合は、「クイックスタート」の章を参照してください。
Swarmのアップグレード
Swarmのインストール環境をアップグレードして新しいリリースのSwarmを使用する方法については、Swarmのアップグレードを参照してください。