基本アーキテクチャ

最も単純なHelixサーバ構成は、 クライアントアプリケーションとサーバアプリケーションからなり、 TCP/IP接続で通信を行います。 サーバアプリケーションは、1つ以上のディポで構成される単一の リポジトリを管理します。クライアントアプリケーションはサーバと通信し、 ユーザが以下を表示できるようにします。

  • バージョン化ファイルのツリー
  • リポジトリのメタデータ(ファイル履歴、ユーザ、グループ、ラベル、権限)

クライアントはまた、リポジトリのファイルのサブセットが含まれるローカルの ワークスペース(ローカルディレクトリ)を管理します。ユーザはこれらのローカルファイルを表示、 チェックアウト、および変更し、変更をサブミットしてリポジトリに戻します。バージョン化ファイルはサーバ上でさまざまなタイプのディポに保存されます。例:

  • local
  • ストリーム(『Helix Coreコマンドライン(P4)ガイド』にはストリームの詳細が記載されています)
  • Gitリポジトリをサポートするグラフ(「Gitを使用する」を参照)

単一サーバ

管理者はこのアーキテクチャを、サーバのインストールと構成、 ユーザとセキュリティの設定、パフォーマンスの監視、 サーバの使用するリソースの管理、サーバの動作の カスタマイズを行うことによってサポートします。

ヒント

コミット、エッジ、プロキシ、ブローカ、レプリカなど、各種のサーバやサービスの詳細オプションについては、「展開アーキテクチャ」を参照してください。

共有集中サーバに接続されていない状態で作業を行う方法については、『分散バージョニング環境におけるHelix Coreの使用方法』(DVCS)の「集中アーキテクチャと分散アーキテクチャ」を参照してください。