1つのディポパスをワークスペース内の複数の場所にマップする
Helixサーバでは、「1対多」のマッピング機能を使用することができます。 この機能により、1つのディポパスを、クライアントワークスペース内の 複数の場所にマップすることができます。この機能は、「反復マッピング」とも呼ばれています。
また、2021.2リリース以降のストリーム仕様では、1対多のマッピングがサポートされています。詳しくは、「ストリームビューとパス」でimport&
タイプの説明を参照してください。
バックグラウンド転送機能は、グラフディポ HelixサーバにGitリポを保存するために使用されるグラフタイプのディポ。「Helix4Git」と「クラシックディポ」も参照してください。では使用できません。
次の場合について考えてみます: 製品、ドキュメント、テクニカルサポートという3つのカテゴリに分割された コンテンツのWebサイトをA社が運営しているとします。 各カテゴリのコンテンツは、ワークスペース内の専用の場所で管理されています。
ただし、このWebサイトのすべてのページで同じロゴを表示する必要があります。 そのため、ワークスペース内の3つの場所すべてに、ロゴを表示するための 同じ画像ファイルが存在している必要があります。
ここで、ディポパスを以下のようにマップしたとします。
View: //Acme/images/logo.png //bruno_ws/products/images/logo.png //Acme/images/logo.png //bruno_ws/documentation/images/logo.png //Acme/images/logo.png //bruno_ws/support/images/logo.png
この状態でクライアントを同期すると、ワークスペース内の
support
という場所にのみ、ディポファイルがマップされます。ワークスペースビューを使用して
クライアント内の複数の場所にディポパスをマップしようとした場合、
デフォルトでは最後の場所にのみディポファイルがマップされます。
「1対多」マッピング機能を有効にするには、追加のマップ先となるクライアントの
場所ごとに、マッピング行の先頭に「&
」を指定します。
View: //Acme/images/logo.png //bruno_ws/products/images/logo.png &//Acme/images/logo.png //bruno_ws/documentation/images/logo.png &//Acme/images/logo.png //bruno_ws/support/images/logo.png
クライアントを同期すると、3つの場所すべてにディポファイルがマップされます。
先頭が「&
」になっているマッピング行は、読み取り専用です。
上記の例の場合、以下のマッピング行が読み取り専用になります。 //bruno_ws/documentation/logo.png および //bruno_ws/support/logo.png