p4 unlock (グラフ)

ロックされたファイルを解除し、作業状態にします。

構文規則

p4 unlock [-c changelistNumber -f file ...]

説明

p4 unlockは、指定したファイルのロックを解除します。

ファイル仕様がなくチェンジリストも指定されていない場合、開いているすべてのファイルがロック解除されます。

チェンジリストのフラグとファイル仕様は、ロック解除されるファイルを制限します。

• チェンジリストが指定されている場合、そのチェンジリストで開かれているファイルのみロック解除されます。
• ファイルの仕様が指定されている場合、それらのファイルのみロック解除されます。
• チェンジリストとファイル仕様の両方が存在する場合、指定したチェンジリストに一致するファイルのみロック解除されます。

オプション

-c changelist	p4 lockによってロックされたか、サブミットの失敗によってロックされた、作業中チェンジリスト内の作業状態のファイルに適用されます。
-f	他のユーザが所有しているチェンジリスト内のファイルをロック解除できます。このオプションを使用するには、p4 protectによって許可されたsuperアクセス権か、影響を受けるリポジトリに対するadmin権限が必要です。 注意 デフォルトの場合、ファイルのロックを解除できるのは、そのファイルをロックしたチェンジリスト所有者のみです。

使用上の注意点

ファイル引数でリビジョン指定子を使用できるか？	ファイル引数でリビジョン範囲を使用できるか？	最低限必要なアクセスレベル
いいえ	いいえ	リポジトリのread権限です。 admin権限で-fオプションを使用してアンロックします。

例

$ p4 edit ...
//repo/main/src/foo.c - opened for edit
//repo/main/src/bar.c - opened for edit
//repo/main/src/main.c - opened for edit

$ p4 lock ...
//repo/main/src/foo.c - locking

//repo/main/src/bar.c - locking

//repo/main/src/main.c - locking

$ p4 opened ...

//repo/main/src/foo.c#none - edit default change (text) *locked*

//repo/main/src/bar.c#none - edit default change (text) *locked*

//repo/main/src/main.c#none - edit default change (text) *locked*

$ p4 unlock ...

//repo/main/src/foo.c - unlocking

//repo/main/src/bar.c - unlocking

//repo/main/src/main.c - unlocking

$ p4 opened ...

//repo/main/src/foo.c#none - edit default change (text)

//repo/main/src/bar.c#none - edit default change (text)

//repo/main/src/main.c#none - edit default change (text)

上記以外のユーザは、ロックされたファイルを編集用として開くことはできますが、ロックされたファイルをサブミットすることはできません。

$ p4 -u user2 submit -d edit_of_locked_files

//repo/main/src/foo.c - already locked by bruno@prc7

//repo/main/src/bar.c - already locked by bruno@prc7

//repo/main/src/main.c - already locked by bruno@prc7

File(s) couldn't be locked.

Submit failed -- fix problems above then use 'p4 submit -c 919'.