p4 protects
指定されたユーザ、グループまたはパスに設定されたプロテクションを表示します。
構文規則
p4 [g-opts] protects [-s spec][-a | -g group | -u user] [-h host] | -H] [-m] [-S | -A] [file ...]
p4 [g-opts] protects -M [-g group | -u user] [-h host | -H] [file ...]
説明
p4 protects
コマンドを使用して、ユーザやグループ
またはファイルセットに適用されるプロテクションテーブルの行を
表示することができます。
- オプションを指定しない場合、
p4 protects
は現在のユーザに適用される プロテクションテーブル内の行を表示します。file
引数が指定された場合、該当ファイルに適用されるプロテクションテーブル内の 行のみが表示されます。 -a
オプションを使用するとすべてのユーザに適用される行が表示され、-u user
、-g group
または-h host
を使用すると特定のユーザ、グループ、 またはホストIPアドレスに適用される行が表示されます。-
-h host
オプションを指定すると、指定のホスト(IPアドレス)に適用される行が表示されます。 -H host
オプションを指定すると、現在のクライアントのホスト(IPアドレス)に適用される行が表示されます。-m
オプションを指定すると、設定可能な最大アクセスレベルの要約が一語で表示され、 指定されているファイルパスがすべて無視されます。-M
オプションを使用すると、最大アクセスレベルについて一語で要約を表示します。-m
オプションとは異なり、指定したファイルパスが考慮されます。-
-s spec
オプションを指定すると、現在のプロテクションテーブルではなく仕様ディポ内のファイルの内容が表示されます。これによりsuper
ユーザは、過去の時点に戻って旧バージョンのプロテクション仕様にアクセスし、そのプロテクション仕様における権限の動作を確認することができます。例えば、以下のコマンドを実行すると、プロテクションテーブルの3番目のリビジョン内の 「
sam
」というユーザに関する情報が表示されます。$ p4 -u super protects -s //spec/protect.p4s#3 -u sam write user * * //...
これは、ある時点でユーザがアクセス権限を失った場合に、 その日付の前にプロテクションテーブルに対して行われた変更を 確認するのに便利です。
このオプションを使用するには、プロテクトフォーム用の仕様ディポを定義する必要があります。 これにより、プロテクションテーブルを編集するたびに、リビジョンが自動的に プロテクト仕様に保存されるようになります。 仕様ディポの作成方法については、
p4 depot
を参照してください。 -S
オプションを指定すると、ストリーム仕様のプロテクション行だけが表示されます。-A
オプションを指定すると、ストリーム仕様の行とストリームファイルの行が表示されます。
オプション
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すべてのユーザに適用されるプロテクション行を表示します。このオプションには |
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指定された |
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指定された |
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現在のクライアントののIPアドレスに適用されるプロテクション行を表示します。
このオプションには
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適用可能な最大アクセスレベルについて一語の要約を表示します。 注: ここでは排他的なマッピングや指定されたファイルパスは考慮されません。 |
-M
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-m とは異なり、-M が例外と指定ファイルパスを考慮します。
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|
プロテクトファイルの指定された以前のバージョンからの情報を表示します。
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指定された |
-S
|
ストリーム仕様のプロテクション行だけを表示します。 |
-A
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ファイルとストリーム仕様のプロテクション行を表示します。 |
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「グローバルオプション」を参照してください。 |
使用上の注意点
ファイル引数でリビジョン指定子を使用できるか? | ファイル引数でリビジョン範囲を使用できるか? | 最低限必要なアクセスレベル |
---|---|---|
いいえ |
いいえ |
list権限、 |
dm.protects.allow.admin
構成可能変数が1
に設定されている場合、 Helixサーバ スーパーユーザに加え Helixサーバ 管理者も、p4 protects -a
、-g
、-u
を使用できます。
関連コマンド
プロテクションテーブルを編集する |