Helix Core P4コマンドリファレンス (2020.1)
PWD
Helixサーバのコマンドを実行する際、引数として与えられたファイル名を相対パスで解決するためのディレクトリです。
使用上の留意点
クライアントが使用するか? | サーバが使用するか? | 同様に機能するコマンドライン | P4CONFIGファイルで設定できるか? |
---|---|---|---|
使用可 |
使用不可 |
|
使用不可 |
明示的に設定されない場合の値
OS | 値 |
---|---|
UNIX |
シェルで設定された |
Windows以外 |
現在の作業ディレクトリ。 |
備考
PWD
変数は、シェル間で適切に継承されないことがあります。 例えば、ksh
に加えてsh
またはcsh
を実行している場合、PWD
はcsh
環境から継承されますが、適切に更新されないため、以降のHelixサーバコマンドで混乱を招く可能性があります。
このような問題に直面したときは、.profile
ファイルまたは.kshrc
ファイルでPWD
を設定解除してあるかどうかを確認してください。 (sh
またはksh
をログインシェルとして実行している場合、スタートアップファイルでどの環境変数を設定解除しても、PWD
はシェルによって適切に管理されます。ただし、変数がサブシェルにエクスポートされるときには混乱が生じます。)